岡山県は南に瀬戸内海、北に中国山地がそびえたつ自然に恵まれた県です。キャンプ場は主に高原や川沿いに面し、大自然の中でキャンプを楽しむことができます。
高原エリアでは、早朝に雲海、夜には満天の星空を見る事ができ、
清流エリアでは、渓流釣りや魚のつかみ取りなどが体験できます。
また、海浜エリアでは、瀬戸内海の潮風を感じながらキャンプを楽しむことができます。
岡山のキャンプ場の多くは、上手く自然の姿を残しながら作られており、自然と触れ合うことができるのが魅力です。今回、そんな自然に恵まれた岡山のキャンプ場の中でも、自然を感じることができるお勧めキャンプ場を5つ厳選してご紹介いたします。岡山県のキャンプ場選びの参考にしていただければと思います。
テーマは「自然を楽しんでもらいたい」
◆大芦高原キャンプ場
大芦高原キャンプ場、「人々にもっと自然を楽しんでもらいたい」をテーマに取り組んでいます。そのテーマのとおり、標高550mの高さに位置する大芦高原キャンプ場は、岡山県の北東部に位置する上山にあり、早朝には雲海を見る事ができます。キャンプ場にはソロからツーリング、カップル、ファミリーと様々なキャンパーがアウトドア体験を求めて訪れます。バンガローやロッジはありませんが、5つの異なった地形のキャンプサイトがあります。キャンプエリアは平地、丘、森、松林、車の乗り入れが可能なオートキャンプエリア。森の中で木に囲まれながら非日常空間を楽しむのも良し、車を乗り入れオートキャンプスタイルも良し。どのサイトも焚火台が用意され、焚火を楽しむことができ、石で囲まれた場所であれば直火もOK。直火禁止のキャンプ場が多い中、直火で焚火を楽しむことができるのは嬉しいですね。晴れた日であれば、早朝の日の出とともに広がる雲海を、夜には満天の星空を見ることができます。キャンプで疲れたなら、近くの天然温泉で身体を癒すのも良いですね。場所は、関西圏から車で2~3時間。岡山市内からでも車で1時間程度。
https://www.oh-ashi-forest.com/
「天然のプラネタリウム」が魅力のキャンプ場
◆星降る高原キャンプ場
星降る高原キャンプ場は、標高930mの峰山高原にあります。こちらのキャンプ場では名前の通り満天の星空を見る事ができます。その理由は、空気が澄んだ高い標高に位置するため。プラネタリウムでは体感できないリアルな満天の星空に感動することでしょう。ここから眺める壮大な景色は都会の喧騒を忘れさせてくれます。天候に恵まれれば、満天の星空のほか、早朝に雲海を見ることもできます。キャンプ施設は、フリーテントサイトのほか、キャンプ道具一式が用意されたテントサイトと、コンテナスタイルのグランピング施設があり、初心者から上級者まで楽しむことができます。敷地内には映画の舞台にもなったリラクシアの森があり、訪れた人々を幻想的な世界に導いてくれるのではないでしょうか。冬には雪のかまくらをイメージして作られたテント村が設営され、夏のキャンプとは一味違った味わいを得られます。また、隣接のホテルには様々な種類のお風呂に入れる入浴場があります。展望露天風呂で峰山高原の風を感じ、大自然を満喫してみるのも良いですね。また、標高1,015mの山頂に、高さ10m、横幅20mの巨大クライミングアトラクションがそびえたっています。このアトラクションの上から瀬戸内海を見下ろすことができ、ここから眺める360度の大パノラマは、息をのむほどの絶景であることは間違いありません。但し、高所恐怖症の方はこのアトラクションはやめておいた方が良いかもしれません。
キャンプ場は播但道神崎南ICより県道8号線を約30分。
https://www.hotel-relaxia.com/camp/
日本の名水100選の冷泉が湧き出るキャンプ場
◆ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ
ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジは、大山隠岐国立公園の中に位置し、登山愛好家に人気の蒜山(ひるぜん)にあります。キャンプ場内には、日本の名水100選の「塩釜冷泉」が湧き出て、豊かな自然の恵みを味わうことができます。また、周辺には野生動植物の安定した生息地(ビオトープ)などもあるので、散策が楽しめます。
テントサイトは、自由にテントを張るフリーサイトや、キャンプ道具一式が備わったグランピングスタイル等、キャンプ初心者から上級者までキャンプを楽しむことが出来ます。フリーサイトには石造のモニュメントが出迎え、グランピングエリアのテントは外観がとても可愛い作りになっていて、おもてなしが細部にいきわたっています。週末にはアウトドアクッキングスクールなどのイベントも開催され、子供から大人まで楽しむことができるキャンプ場です。
場所は米子自動車道 蒜山ICより車で約15分。
https://shiogama-campingvillage.jp/
「冒険の続き」をコンセプトとしたコテージが魅力
◆トム・ソーヤー冒険村(津谷キャンプ場)
トム・ソーヤー冒険村は目の前に渓流が流れるコテージと、テントを張るキャンプサイトからなる自然の遊びが豊富なキャンプ場です。ここでは、魚のつかみ取り体験をはじめ、渓流釣り、室外アスレチックに室内アスレチックなどアウトドアを楽しむことができます。25区あるテントサイトすべてで焚火がOK。シャワーと駐車場が無料なのも利用者にとって嬉しいですね。そして、11棟のログハウスのコテージは、ベッド、浴室、台所、食器が用意され、初心者やファミリーでも安心して利用できます。目の前にある渓流を見ながら木のぬくもりに包まれ、自然を満喫することができるのです。シャワーやコテージのバスタブでは物足りないという人には、周辺に温泉施設もありますので、そちらの利用をお勧めします。
場所は中国自動車道美作ICから車で約35分。
https://tom-sawyer-okayama.com/
瀬戸内海の潮風を感じるキャンプ場
◆UNO Seaside Parkたまの湯キャンプ場
最後にご紹介するのは、瀬戸内海の潮風を感じながらキャンプを楽しむ事ができる「UNO Seaside Parkたまの湯キャンプ場」です。サイトはオートキャンプスタイルのみとなりますが、1区画が8m×16mと広めの設定なので、ゆったりと利用できます。なんといっても、こちらのキャンプ場は2種の露天風呂を持つ温泉施設が入り放題なのです。露天風呂の他に塩サウナ、ロウリュウサウナなど多くのお風呂を完備。また、レンタルサイクル、グランドゴルフ、フットサル、スポンジテニスなどのアクティビティも充実しています。バーベキューで腹ごしらえをしてから、軽くスポーツを楽しみ、温泉で汗を流して、テントでゆっくり過ごす。そんなプランでキャンプを満喫するのも良いですね。車の場合、山陽自動車道「岡山」ICから国道30号経由、約1時間。電車を利用する場合は、JR宇野駅から徒歩5分なのでとても便利です。
https://usp.seto-tamanoyu.jp/camp-bbq/
岡山のキャンプ場はリアルなアウトドア体験が可能
いかがでしたでしょうか?岡山県は、冬でも利用できるキャンプ場や、直火OKのキャンプ場が多く存在し、中級以上のキャンパーにとってはとても魅力的です。もちろん、ベテランだけでなく、初心者の方でも安心して利用できる設備が揃ったキャップ場も数多く存在します。いずれにしても、自然の中で過ごすことがキャンプの醍醐味ですので、初心者、上級者問わず楽しむことはできます。高原から雄大な景色を見るか、森林浴を楽しむか、清流で川に触れるか、それとも海の潮風を感じるか。お好みのスタイルにあわせてキャンプ場を選んでみてください。岡山のキャンプ場はそんなリアルなアウトドアを体験できるところです。
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