昨今のキャンプブームに乗ってキャンプデビューした方も多いのではないでしょうか。
回数を重ね夢中になるほどに新しいアイテムが欲しくなりますよね。その中でも高価で買うのに1番躊躇してしまうのがテントです。キャンプにも慣れてきた頃に欲しくなるのがデザイン性、機能性ともに高いワンポールテントではないでしょうか。
今回は人気のワンポールテントについて、冬場の過ごし方とオススメのテント5選を紹介していきます。この記事を読むことで、寒くなるこれからの季節のキャンプも快適に過ごせるテントに出会うことができます。
ワンポールテントでの寒さ対策
冬場のキャンプは寒さを防げるかどうかで快適さが変わります。
具体的に寒さ対策を見ていきましょう。
床からの冷気対策
外気温が下がると、地面からも冷気が出ます。
対策の1つ目は、コットを使い床との距離を置くことです。コットの購入にやや費用がかかりますが、物理的に距離をとることで地面からの冷気を軽減することができます。
2つ目は、防水性や保温性の高いマットやブランケットを敷くことです。防水性の観点ではグランドシートだけでも十分な機能を果たしますが、保温性の観点ではホームセンターで購入できる銀マットの効果が抜群に高いと言えます。
3つ目は、電気カーペットを敷く方法です。快適さはあるものの、電源のある区画に宿泊する必要があるためキャンプ場が限定されてしまうというデメリットがあります。もしくはポータブル電源を用意することでキャンプ場の制限はなくなりますが、こちらもやや費用がかかってしまうのが難点です。
暖房器具の使用
ワンポールテントの魅力の1つが、薪ストーブ用の煙突を通すことができる点です。その外観のおしゃれさも人気の一因です。
薪ストーブで個性を出しSNS映えしたい方も中にはいると思いますが、寒さ対策としてオススメするのは石油ストーブです。その理由は2つあります。
1つ目は石油を入れたらあとは運ぶだけという手軽さです。タンク満タンに石油を入れれば1泊2日は問題なく過ごせます。
2つ目は何より自宅でも使用しているので取り扱いに慣れている点です。
注意点があるとすれば、対応畳数についてです。一般的には屋内での使用を想定しているため、高さがあるワンポールテントにおいては暖気も逃げやすくなります。少し広めの畳数に対応するストーブを準備することをおすすめします。
薪ストーブのデメリットとして薪の準備の大変さ、着火までに時間がかかること、後処理も大変なことから覚悟を決めて取り入れる必要があります。
また、どちらを導入するにせよ、一酸化炭素中毒には注意が必要です。一酸化炭素チェッカーを用いるなどしてこまめな換気を心がけましょう。
スカートの装着
ワンポールテントはグランドシートが別でフライシートをペグ打ちする商品が多いため、地面との間に隙間ができてしまいます。夏のキャンプであれば風通しがいいというメリットがありますが、冬キャンプではこの隙間風対策が非常に大切です。
この隙間を埋めるのに使うのが「スカート」と呼ばれるパーツです。
スカートはフライシートの下についている商品もあれば、自作が必要なケースもあります。防寒性や保温性を保つためには必須ですが、直接地面についてしまうため、雨天での使用の際には汚れやすいというデメリットもあります。
オススメのワンポールテント5選
①DOD ワンポールテントRX
ペグを4箇所打つだけでいいので設営が簡単で初心者にもオススメのテントです。
インナーテント付きでありながら価格帯は3万円台と低めです。さらにフライシートにはスカートがついており、インナーテントはフルクローズとオールメッシュの切り替えができることから、季節を問わず使うことができるのも魅力のテントです。過去のDODのワンポールテントMとLの中間の大きさでワンサイズ展開となっています。
●サイズ:(約)W370×D370×H260cm
●重量:(約)13.1kg
●対応人数:大人6名
●材質:
フライシート:150Dポリエステル(PUコーティング、難燃加工)
インナーテント:68Dポリエステル
フロア:210Dポリエステル (PUコーティング)
ポール:スチール
②テンマクデザイン サーカスTC
ガイドに沿って5箇所のペグを打てば、あとはポールを立てるだけの簡単設営が魅力です。TCとはポリエステルとコットンの混紡生地のことで、ポリエステルに比べて通気性が良く、コットンに比べて軽量です。このテントの人気の理由は、テント内部の広さや高さに加え、結露に強いことです。さらにナイロンのスカートがついており、冬の隙間風にも対応できます。あまりにメジャーなのでキャンプ場で同じテントを見かけることもあるかもしれませんが、これからの時期にもぴったりです。
●サイズ:(約)W420×D442×H280cm
●重量:(約)10.88kg
●対応人数:大人2名
●材質:
本体:コットン混紡生地(TC) (撥水加工済み)ポリエステル65%コットン35%
裾部(スカート):ポリエステル
ポール:スチール製5本継ぎ
③ノルディスク アルフェイム12.6
ノルディスクといえばこのナチュラルな色味が特徴的です。TC素材なので火に強く、通気性の良さと防寒性が魅力です。トップにベンチレーションがついているので、テントの中でも焚き火をすることができます。同じく有名なアスガルドと比較すると壁面が垂直でない分狭く感じる方もいるかもしれませんが、圧倒的に設営は簡単です。別売りのフロアはジップで合体させることができます。デザイン性が高くおしゃれですが、価格帯は10万円台と少々お高めです。
●サイズ:(約)W400xD400xH275cm
●重量:(約)18kg
●対応人数:大人2~5名
●材質:
フライシート:テクニカルコットン/コットン35%ポリエステル65%
④コールマン エクスカーションティピーⅡ325
このテントの特徴は通常版になかったテックスファイバーの採用です。素材はポリエステルでありながら触り心地や見た目はコットンに近い生地です。そのため結露もしにくくなっています。前室がありますが広くはないので、寝る時に靴やギアを外に置いて室内を広々と使いたい方にはオススメです。ベンチレーションが多くついているので風通しが良いです。防寒性は高くないので暖房器具を併せて使うと快適です。
●サイズ:(約)W385 xD325 xH200cm
●重量:(約)6.2kg
●対応人数:大人3~4名
●材質:
フライ/75Dポリエステルタフタ、インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/75Dポリエステルタフタ、ポール/スチール、FRP
※コールマン公式サイトより引用
h3.⑤Ogawa ピルツ15 T/C
8角錐の形状で高さもあり、広々と使えるテントです。
ベンチレーターが上下左右についているため空気が循環しやすい構造です。さらにトップに薪ストーブの煙突専用の穴がついているので、薪ストーブを使いたいという方にはとてもオススメです。防寒性が高いので冬キャンプには持ってこいですが、重量があるためカートなどで持ち運ぶ必要がありそうです。
●サイズ:(収納時)90×40×35cm
●重量:(約)17.6kg
●材質:
フライ:T/C(耐水圧350mm)、ポリエステル210d、ポリエステル600d(トップベンチレーション)
グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) ポール:スチール
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は冬キャンプの過ごし方とオススメのワンポールテント5選を紹介しました。
キャンプブームやコロナの影響により在庫状況も変動していますが、防寒対策の知識があることで安心してワンポールテントの購入に踏み切れるのではないでしょうか。
キャンプのシチュエーションに応じて冬場も快適に過ごせるテントに出会えれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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